イルカ

ネットでニュースをみていたら
漁の網に引っかかっていたイルカを
ダイバーが助けたら
その後ダイバーにお礼をしに（？）
ダイバーのもとへやってきて
しばらく一緒に遊んでいったという
恩返しイルカと呼ばれたイルカが
その日の夕方、背中にモリが刺さった状態で
発見されたらしい。

イルカって漁師さんにとっては害獣と
言われてる、と聞いたことがある。
なので漁師さんが刺してもおかしくはないよな〜

漁法に問題があるともいえるのだけど
大きな網で魚を一網打尽にするので
その魚を追ってイルカも網に入ってくることが
けっこうあるらしい。

そして魚を追うから集まった魚が逃げてしまったり
体の大きなイルカが網をやぶってしまったり
ということがあるので害獣と言われるらしい。

で、逃げられずに他の魚と一緒に捕まるイルカもいるわけだよねぇ
さて、そのイルカはどうするか。
おそらく、ですが
逃がすなんてことするはずはないでしょう。


私の兄は青果市場にバイトで数年働いて
その後、魚市場で働いているんですが

青果市場の頃は、グレープフルーツが崩れる〜
と言ってグレープフルーツを食べなくなったり
（腐ったものがすごい状態らしい）
キウィは一つも腐らない〜と食べなくなったり。
私はどちらも好きなので構わず食べますが。

魚市場に行ったばかりのころは
イルカが〜イルカが〜って言ってました。

イルカがね、市場に出回ってるんですよ。
鼻を切られて、鯨として出回ってるんですよ。

動物分類学上、イルカと鯨の境目はないらしいので鯨といっても嘘ではないんでしょう。
たぶん。

きっとね、漁の網に入ってしまったイルカは
こうして市場に出回るんだと思います。
今はなかなか取れない鯨肉として。

かわいがっても何しても
すぐ近くにそのイルカをとって売る人がいるんですよ
人にはあまり慣れないようにしたほうが
いいんじゃないかと思います。
特に日本では。
　
　
　
ちなみに、国際批判を浴びてまで
鯨肉を食べる必要はないと私は思います。

文化だ、という声もありますが
そうね、食べなくても他に食べるものは
いくらでもあるんだから、必要に迫られて
ではないから、文化としか言えないよね。
必要ないんだから。

生態系を崩すくらいに人間が乱獲して減ってしまった動物なんだから、
本来の数に戻るまでは手を出してはいけないと思うのですけどね。
人が人工繁殖させてでも数を取り戻してからにして欲しいもんです。